2019年7月7日日曜日

勝盛公園での「森はともだち!」2019.7.7


7月7日は、勝盛公園で、「森はともだち」の観察会でした。
テーマは、「街の樹を知ろう」。

勝盛公園の木は、多くが植栽(人が植えた木)です。
たくさんの人に公園に親しんでもらうため、花が美しいとか、気持ちのよい木陰ができるなど、
様々な魅力がある木が植えられます。
勝盛公園の植栽も、きっと何か秘密があるはず。
そんなところにも目を向けながら、この日も楽しく「いきものさがし」をしました。



今回、「発見ノート」なるものを作ってきてくれた参加者さんがいました。
今までの「いいねん!」で印象に残った草花や木の実を、絵や写真で記録してくれています。
すぐに思い出せるように、特徴もしっかりとメモ。
今回、勝盛公園で見たクスノキの葉の匂いについては、
「くしゃみが出そうな匂い」と書きました。
言いえて妙。「確かに!」と感心しました。


で、こちらは、そのノートの表紙


 ちょっと書き間違えたところに貼ったのは


ドーン!
インパクトも申し分ありません。


これを見て、自分もノートを作りたいと言っていた、こちらの参加者さん。
発見したいきものの名前を熱心に記録していました。

長い名前もあるからなかなか大変だけど、頑張って書いてくれています。
そうしているうちに、見つけるのも上手になっていきました。


一方、池のまわりでは

「むしも魚もとってやるぜぇ」な少年たち。
初対面でも関係なし。あっという間に「むし友」。

その背中は頼もしいような。池に落ちそうで心配なような


トンボ狙いの彼はつぶやく。
「飛ぶのが速えな~」。
苦労した分、ゲットしたときはうれしいよね。


また、ハンターは、少年たちばかりではないのです。
何度も参加してくださるうちに、むしとりの腕を上げたおかあさん。
キアゲハを捕獲。
この足の角度、惚れるわ~。



そして、こちらは木の観察ではなくて、
タブノキにむらがるカナブンの大群の観察です。

タブノキの実はまずいらしいのですが
(ある方が食べたそうです。そう、あの方が)
カナブンにとって樹液はごちそうなのでしょうね。
こちらも、なんだかのどが渇いてきます。


おやつは、ヤマモモの実。

甘酸っぱくておいしいかったです。
見た目もかわいいでしょ。


そして、約2時間。
池のまわり中心に観察(探検)し終えて、振り返りの時間です。
大きなボードがいっぱいになるくらい、いきものの名前が並びました。
「街なかの公園でも、これだけのいきものがみつかりました!」とむしはかせが総括。

また、きのこはかせによると、
「雨が少なく条件が厳しい中、今日は、<いいねん!>や<森はともだち>では初めての、
ヤナギマツタケ(写真上)とコガネキヌカラカサタケ(写真下)を見つけることができました」とのこと。
ヤマギマツタケ
コガネキヌカラカサタケ
山の中じゃなくても、こんなご褒美みたいな発見もあるのですね。


時期的に終わったかと諦めていたタイサンボクの花がわずかに残っていて、
その花の大きさといい香りをみんなで体験できたこともよかったなぁ~。
香りをかいで、「お~」と驚くような表情をする皆さん。
人目を惹く華やかさのある、女優系樹木というか。
公園に植栽した意味も分かる気がしました。


こんな風に、
たくさんの人の目で観察すると、その分たくさんのいきものを発見できます。
次回は、どんな発見があるでしょうか?
楽しみです。


(もりはかせ 後藤ようこ)

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