筑豊版を読めなかった方々もぜひこちらでお楽しみください!
…もしかしたら、紙面では語れなかったことなども飛び出すかもです〜
紙面の連載と同じようにほぼ週1回で公開して行きたいと考えています。
どうぞ、こちらもよろしくお願いいたします!
では、まずは第1回 むしはかせです〜どうぞ!!!
むしとの遭遇
〜さあ,魅惑の世界へ
今回から,筑豊の自然を楽しむ会(略称:ちくぜんらく) による連載が始まります。筑豊の自然について, 人との関わりを絡めつつ, それぞれの分野のメンバーが独自の視点でアカデミックに紹介して いきます。
むしと触れ合う人の表情は,どうしてこんなにも豊かなのか。 それは,むしの世界が多彩だからに違いない。
小さい子にはキリギリスが動くだけでも十分に楽しいが①音を出すとなると「なんだこれはっ!」 と驚きをともなう喜びに変わる。 大人にとってはうるさいだけのセミでも②。
①ニシキリギリス |
③ショウリョウバッタ |
慣れてくると,ちょっと珍しいくらいでは驚かない。「
④オナガアゲハ |
近頃見なくなったと噂されるタマムシも,
⑤タマムシ |
知らないことに出くわすこともある。 大きなカミキリムシを捕らえると「チィチィチィ」と音を出す。「 へぇ,こんな音出すんだぁ」これでまた一つ, テストにも出ないことを覚えた。 こういう積み重ねが本当の勉強といえる⑥。
⑥ノコギリカミキリ |
コメツキムシは,つかまれると「パチッ,パチッ」 と音を立てて体を曲げ伸ばしする。 くわえた鳥は驚いて落とすかもしれないが,初めてつまんだ人は「 えっ!」という驚きの表情になる。こういう表情も楽しい⑦。
⑦フタモンウバタマコメツキ |
大人にとってセミの抜け殻など珍しくもない,と思いきや, 小さいセミの抜け殻を見て「かわいいっ!」という表情になる⑧。大人にも新鮮で楽しいことが,ちゃんとある。
⑧ヒメハルゼミ |
もっと慣れると,子供たちがセミをとまらせにくる。 セミの方も慣れたもので,鳴きわめくのをやめて落ち着く。もう, ほとんど木の境地か⑨。
⑨アブラゼミ㊥とクマゼミ㊤㊦ |
綺麗な蛾をとまらせて,「2016むしコレ!」とか言い出すと,
⑩アカハラゴマダラヒトリ㊤とモンクロシャチホコ㊦ |
むしの世界は多彩で奥深い。のぞき込んだが最後,
(筑豊の自然を楽しむ会・岸本×太)
撮影場所 ①嘉麻市 熊ヶ畑ひまわり畑 ②⑥⑩筑豊某所 ③⑨飯塚市立菰田小(菰田児童クラブ) ④⑤⑦宮若市 ルリユール(日吉藝術小学校) ⑧飯塚市 サンビレッジ茜(茜もりもり会)
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